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前回のつづきです。
「TRPV1」センサーにカプサイシンが反応して 超アンチエイジング物質「IGF-1」が体内に増えます。 ということは、43度以上の温熱刺激と PH(ペーハー)6.6以下の酸性刺激によっても 「TRPV1」は同じ反応をするのだから 「IGF-1」が増えるはず! ボクがもし研究者であり、 件の知覚神経が「TRPV1」で確かなら、 間違いなくこの方面で攻めていると思います。 すごいことが分かってくるだろうなあ。 さて、「IGF-1」に話を戻します。 覚え方はいい岐阜イチバンで定着しました。 「IGF-1」は、3タイプの細胞にはたらきかけます。 まずは、幹細胞。幹細胞は変身する能力を持っている細胞で、 指令を受けると特定の細胞に変身(分化)します。 「IGF-1」は幹細胞に組織の再生(分化)をうながします。 若い細胞に対しては分裂と増殖をうながし、 老化した細胞には機能維持と細胞死抑制を働きかます。 知覚神経を刺激して「IGF-1」が増えると、 いつか枯渇するのでしょうか。 節約したほうがいいのでしょうか。 ある日突然ボワンと煙が出て、それが「IGF-1」放出の 終わるサインだった、なんてことはないようです。 また、何らかの好ましくない 副作用が起こることもありません。 岡嶋教授は「IGF-1」による医学的な作用を、 臨床効果の面から列記されています。 ● 血管を拡張し、心機能を高める〈血圧正常化、心不全の改善〉 ● リンパ球(NK細胞)の活性化〈ウイルス感染予防、癌の予防〉 ● 筋肉を増やす〈筋力増強〉 ● 生殖機能亢進〈不妊症の改善〉 ● 海馬の神経細胞再生〈認知症、うつ症状、および不安症状の改善〉 ● 糖尿病、高血圧、および高脂血症の改善〈生活習慣病の予防、改善〉 ● 毛髪の成長を促進する〈薄毛予防・改善〉 ● 食欲抑制〈肥満の改善〉 ● 線維芽細胞の増殖〈傷の治りを早める〉 ● 皮膚の血流、発汗、およびコラーゲン増加作用〈肌の老化防止〉 ● 骨密度をあげる〈骨粗鬆症を防ぐ〉 ● 抗凝固作用〈血栓症予防〉 「IGF-1」を増加させる作用をもつ食品成分は、 カプサイシンのほかにこれだけ分かっています。 ● 米の胚芽成分:ビタミンB1, GABA,γ-オリザノール ● 納豆成分:ポリアミン(スペルミン、スペルミジン、プトレッシン)、イソフラボン ● 海苔成分:海苔ペプチド ● 味噌汁 :八丁味噌(長期の発酵により、大豆イソフラボンのアグリコンが増加) ● 卵黄成分:フォスファチジルコリン(知覚神経刺激に必要なアセチルコリンの成分) ● 海草成分:フコイダン、ラミニン ● 紅サケ :アスタキサンチン ● 緑茶成分:エピガラクトカテキン ● スパイス :わさび(6-MS芥子油)、しょうが(ジンゲロール) 上記は和食で、ほかに赤ワインに含まれるレスベラトロールという ポリフェノール。オリーブオイルに含まれるオレイン酸も「IGF-1」を 増加させることが分かっています。 チョコレートやココアに含まれる カカオ豆のポリフェノールでも増加します。 カカオの木の学名は「テオブロマ・カカオ」と言うのですが、 theos「神」とbrom「食べ物」というギリシャ語を合わせたものです。 神の食べ物たる証拠がどんどんと出てきたということでしょうか。 最近、楠田枝里子さんが『チョコレートの奇跡』という本も 書かれています。 「IGF-1」を増やす食べ物は色々あることが分かりました。 これらのうちで、最も相乗効果を生みだすのが カプサイシンとイソフラボンのようです。 つづきます。 → 「カプサイボンの驚異(4)」を読む 角質ラブのテキストとなる傳田光洋著の『皮膚は考える』は、総ページ数が100ページほど。簡潔にまとめられていて読みやすい本です。さらに話を足していった新書版が『賢い皮膚』です。 ■ 一日一回ポチッと応援よろしくお願いします♪ ↓ ↓ 人気ブログランキングへ
by oonasu
| 2011-01-22 14:27
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